また衝動的に。
世の中成人式一色の中、朝からそのネタでずっと妄想してました。
仕事だったけどずっとニヤケけてました。
キモイ。そして祝いの儀なのにすみません。
短いカズケン。
下からどうぞ。(多少修正)
《成人の日》
「…ずるい」
パソコンの画面の向こうから、褐色の青年が頬杖をつきながら不貞腐れた顔で呟いた。
「えーと…」
カメラチャットで繋がっている相手のその視線に耐えられず、健二はそこからそっと目を逸らす。
何故自分はそんな目を向けられるのか。
今日は友人、家族、そして陣内家の者たちからも祝いの言葉を貰ったはずなのに。
カメラ越しの青年は再び同じ言葉を吐く。
「ずるいよね」
何が、とも言えず、健二はただ沈黙する。
「見た目は俺の方が大人に見えるのに。それなのに」
青年はひとつ息を吐いて呟いた。
「…今日ほど歳の差を感じた事ない…」
その寂しげな表情に、切なげな声色に、健二は己の手を握り締めた。
「…佳主馬くん…」
変わらない年齢差。縮まない距離。埋まらない時間。
そんなどうしようもない事を、ふとした時、お互いにもどかしく思ってしまうのもまた事実。
悔しい、と呟く佳主馬に、健二は耐え切れず口を開いた。
「と、歳なんて関係ないよ!…ぼ、僕は僕だよ…」
健二の言葉に、佳主馬はようやく表情を和らげる。
「…うん。俺も俺だ。健二さんを好きな事に変わりはないよ」
照れもなく、すらりと言葉にのせる年下の恋人に、健二の顔は赤く染まる。
いつもの笑顔を向ける佳主馬に、嬉しさが込み上がりへらりと笑う。穏やかな空気が二人を包む。健二がそれに心地よさを感じていると―、
「ところで健二さん」
笑顔のまま佳主馬が口を開いた。
「成人したんだから、次会った時はそれなりの態度で示してね」
「…へ?」
言われた意味がわからず健二はぽかんと口を開けた。
「何その顔。大人の仲間入りをしたとは思えないよそれ」
「えーと…?」
「だから、たまには立派に俺を誘ってみせ――」
「なななな何の話なのそれ!」
声を大きくした健二を恋人は気にも留めず、
「だからセッ――」
「わあぁぁぁぁああっっ!!」
しかし再び遮られた声に佳主馬は眉を寄せた。
首まで赤くなっている健二は更に口を開こうとするも、カメラ越しに褐色の手に止められた。
「わかったわかった。冗談だよ。だから落ち着きなよ」
呆れたように息をつく恋人が、今日成人式を迎えた自分よりも大人のようで何だか悔しくなる。
それはもう少し慣れてからか…、と呟く声に再び口を開けようとするも、何とか健二は踏ん張った。
「とりあえず…俺が18になったら覚悟しといて」
「…18?」
20歳じゃないのだろうかと思うも、次の言葉で絶句する。
「ほら、だって俺今はまだ18歳未満だからさ。引っかかるでしょ。やりたい事あるんだよね、いろいろ」
『18歳未満』を強調する恋人の言葉に、既にそんな指定すら超えている関係に――いや、超えさせられた関係に、健二はもはや言葉もない。これ以上の事など想像もつかないし、恐ろしくてしたくもない。
今度は青くなる健二を佳主馬は可笑しそうに笑った。
「だからまだ先だよ。そのための覚悟でしょ」
固まってしまった自分に彼は遠慮も何もない。
「楽しみにしとして」
それが何の楽しみなのか。今ですらこうなのに、18歳、いや、彼が成人式を迎える頃には自分はどうなってしまうのだろうか。
そんな思考を放棄する事にした健二に、佳主馬は思い出したように口を開いた。
「あ、一応…おめでとう」
「………いちぉ、ありがとぅ…」
もはや全く嬉しくないその言葉に、健二は蚊の鳴くような声で答えた。
END
し、も、ネ、タ、か!
…申し訳ありません。めでたい日に。特に成人された方。
朝からこんなことしか考えてなかった。
健二さんの成人式。
もしかしらた一番年の差を実感するのかな、って思って…。
祝いたいけど祝えない佳主馬。しんみりなはずなのに…下ネタ。最悪。
でもこれが健全な青少年だ。
先週のおじゃんぷで万事屋のぱっつぁんが言ってた通り。
条例なんて…っ!そんなもん!一日中エロいこと考えている、それこそが健全。
まぁ、健二さんは例外かもしんないけど…佳主馬は健全な青少年です。
しかし、とりあえす…今はすみませんでした。
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2011/Jan
10
Monday
23:15:13
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