11月ですねぇ…。早い。
今日から年賀状販売のニュースやってましたよ。…早い。
そしてヤバス…。何かげんこー進んでないような気がしないでもない。
ツイッターはじめてから毎日呟いて皆に話しかけて遊んでいるわけでは決してない。ないよ。
昨日もまた絵チャにのっかってお話して楽しんで浮かれていたなんてそんな理由じゃないよ。ないないっ、ないよ!
……でもさ、あれってすぐお返事返してくれる方もいて、まるでミニチャットのようなんだね。すごいね。
普段の友達とかの携帯メールとかよりも断然話してるんだけど…。
いいのかな…。
あ、でなくて、同級生カズケンげんこーですが、頑張れば…今月末か来月頭に…なんとか…。
でも希望は今月中ですっ!なんとか…頑張りたい…です。
そんな決意と遅れているようなお詫び(自覚あり)をかねて、5月のサンプルのせました~。
出会い、の月。会話ない。二人の会話は6月なので。
もし興味がおありの方は下からご覧下さいませ。
五月
「転入生を紹介する」
騒ついた教室内――と言えたのは、担任と噂の転入生が入ってくる前で、今はまるで水を打ったような静けさである。
クラスの全員がその転入生を呆然と見つめる姿に、男性担任は苦笑しつつ言葉を続けた。
「みんなも知っている通り、一ヶ月おくれだが、今日からこのクラスの仲間になる。――池沢」
教壇の前に佇む彼は、真っ直ぐ前を向いているものの、誰と視線を合わせるわけでもなく、ただじっと空を見つめていた。
その容姿は噂以上で、むしろ超えていて、誰も声が出せない。日に焼けた健康的な褐色の肌に、すらりと伸びた身長。手足は長く、筋肉質ではないが、肩はしっかりとしていて、何かスポーツでもやっているのではないかと連想させる。
しかし一番の特徴は、その鋭く惹き込まれてしまうような強い眼差し。黒く長い前髪で右目は隠れてはいるものの、それは充分に伝わってくる。
異常な静けさの中だったせいか、後ろから、うわぁ、と小さく漏らした佐久間の声がはっきりと聞えた。
「…池沢佳主馬です。よろしくお願いします」
見た目通りの声、と誰もが思ったであろう、その声には艶があり、低い声色が耳に心地よい。
健二も例外なくその声に聞き惚れていたところで、周りからぱらぱらと拍手が起こり、慌ててそれに加わる。
結局彼は、誰も視界に入れることなく、にこりともせず、無表情なまま示された席へと座った。
クラスで唯一の空席が埋められたというのに、その違和感は以前よりも増したように感じられた。
転入生、容姿端麗と注目が集まる中、当人の彼の周りはいつも静かだった。もちろん嫌われているわけではなく、男女問わずクラス問わず彼に話しかける者はいるものの、どうしても『独り』という印象が強い。それは彼の素っ気ない態度だったり、冗談やくだらない話で笑うことが憚られる落ち着いた雰囲気のせいもあった。
特に数人の女子の忙しない話し方が苦手なのか、当初の質問攻めにはとても嫌そうに眉間に皺を寄せていた。
そんな近寄りがたい彼と、健二はまだ一言も口をきいていない。しかしそれは健二だけではなく、クラスの半数がそうであった。
転入してきてから三週間、ようやく彼の人となりがわかってきたクラスメイトたちは、その距離を上手く掴みつつ接してはいたが、未だ彼の微笑ですら、誰も見たことはなかった。
つづく
同級生カズケン、5月でした。
短めかな。月によって大分長さ違います。
2月が一番短くて、ラストの3月4月はやはり長い。
そんな感じで最後サンプル6月は本が…完成の時にっ!(汗